【家づくりノウハウ】中古マンションを選ぶ際のポイント
昨今、札幌市内の新築マンションも高騰が続いており、中古マンションを購入して、自分の理想のリノベーションをされる方も増えております。
また新築マンションの場合は、青田買いといってまだ建っていない状況で購入する為、実際に住んでから思っていたのと違っていたりということも無くはないようです。その反面、中古マンションだと、既に建っているので住民の雰囲気や展望等も確認してから購入することもメリットの一つであると思います。
【中古マンションを選ぶ際の確認すべきポイント】
①築年数
立地や管理状況にもよりますが、中古マンションの場合、築年数が経過するほど、価格が下がるのが一般的です。ところが、築20年を過ぎると価格の落ち方が穏やかになる傾向があります。その為、築年数と価格のバランスを考えた場合には、築20年程度のマンションは買い物件である可能性があります。
②管理の状況
マンションは基本的には10数年に1回大規模修繕があります。築浅の場合でも、修繕計画については事前に確認しておくとよいと思います。また、年数ごとに修繕積立金の値上げもある場合があります。もし可能であれば、事前にどの程度上がる見込みなのか管理組合の議事録等でご確認しておくと安心だと思います。
また、エントランス・ポスト・ゴミ置き場等が整理整頓されているか、清掃が行き届いているかを確認することで、管理組合や住民の管理意識が凡そ予測できます。
③耐震性
耐震基準は、1981年の建築基準法改正により強化されており、同年6月1日以降に建築確認申請が受理された建物の場合は新耐震基準で建てられているということになります。ですが、法改正前に建築確認が完了している場合は、法改正後に竣工しているものでも、旧耐震の建物の場合があるので注意が必要になります。
④リノベーション有・無
昨今はリノベーション済みの物件も人気が出てきております。設備や内装が新築同様のものだったり、中にはデザイナーズリノベーション済みという物件もございます。その分、未リノベーションの物件より価格は高くなります。
また、未リノベーション物件の場合は、売主が個人になるケースが多いですが、リノベーション済みマンションの場合、買取再販になるので売主が事業者というケースがほとんどのため、建物部分には消費税がかかってきます。
対して、築30年を超えるような場合、上下水道の配管、電気配線、インターネット回線など、見えない部分に不具合があるケースは少なくありませんので、どのような工事を行ったのか等、確認しておく必要があります。中には、管理規約でリノベーションに制限があって希望していたリノベーションができないこともあるので注意が必要です。
⑤重要事項説明書等の書類の確認
買主が売主に手付金を支払い正式に締結いたしますが、その際に、重要事項説明書等の書類にしっかりと目を通し疑問点や不明点は必ず確認しておいた方が良いです。全て納得した上で契約を進めなければ後ほど思っていたのと違ったということになりかねないからです。
⑥固定資産税の確認
マンションを購入すると毎年固定資産税という税金を支払うことになります。購入後、不動産取得税を1度支払い、その後、所有している期間、毎年固定資産税と都市計画税の支払いが必要になります。
その他、ローンの支払い・管理費・修繕積立金・駐車場料金等も支払いが必要になりますので、入念な資金計画が必要といえます。
また何といっても、北海道でのマンション暮らしのメリットは雪掻きの必要がないのが最大のメリットだと思います。
弊社でも、中古マンション購入やリノベーション等もご相談対応させていただいておりますので、是非お気軽にお問い合わせくださいませ。