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実に、もったいない

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先日、札幌市内で英会話教室を運営する企業さんのTOPを表敬訪問。

家づくりの紹介コンサルを「業」としている弊社とはターゲットカスタマがリンクするため、なんらかコラボによるシナジーがありそうと考えたのがきっかけ。

ですが、良い意味でその期待は裏切られました(笑)。

 

先方様のポリシーもあり、「提携話」は早々に撤退(笑)。

そのかわり、当教室の「売り」をお聞かせ頂くうちに、話の流れは徐々に教育論やマーケティング論の方向に…

 

こうなると、もはや私も黙ってはいられません。

学生時代は教員免許取得のため、体育会と掛け持ちで専門学部外の教職課程単位を30単位も取得し、学部4年次の後期まで単位取得に勤しんでいた身。

前職時代の最長キャリアは高等教育機関の募集広報戦略策定の部門に15年従事。

こう見えても(どう見えてる?)、日本の人材育成を想い、教育カリキュラムの課題感を憂い、「青い」ビジョンを描いていた身なのです。

 

件の英会話教室に話を戻すと、先方の話を伺うにつれ、その最大の特徴はどうも、

教育メソッド分解型化されたカリキュラムにありそう。

教室運営されているのだから「それはそうだろう」と考えがちだが、必ずしも全ての教室や教育機関が、教育プログラムでガチンコ差別化しているわけではない。

立地だったり、先生というヒトだったり、ポイント事前購入という制度だったり、…etc

 

けどここの教育メソッドは、

ネイティブの先生がある事情の下、子どもが言語を発する仕組みについて真正面から向き合い、探り、研究する必要に迫られる中で、何年にもわたって練り上げられてきたノウハウが根本を成している。

そしてカリキュラムは、

「英語とはツールの1つに過ぎない」「子どもには(成長のために)ほかの事にもたっぷり時間を費やしてほしい」とのTOPの想いが込められた時間配分が反映されている。

 

幼少期から通ってきたという少女のVTRを拝見させて頂いた。

会話が流ちょうなのは当然。

大人相手に語るエピソードが、理解力や咀嚼力、「伝わる」事を意識したコミュニケーションに満ち溢れている。

 

なんでもこの子の場合、14歳のときに学校英語を中学校で学んでいた際、自身が幼少期から身に着けてきたこの教室での教育プロセスの、その正しさのようなものに確信を得、それが自信となり、そこから急激に英語の実力が急成長を遂げたのだという。

teenという多感な時期に得た気付きが自信を成し、急成長を遂げ、人格形成の端緒となる。

 

もはや「英語教育」という枠組みを超え、

少女の成長STORY

日常から得られる人生の教訓

社会人としての礎を育む

人間ひとり一人の「成長成功体験」ストーリーの宝庫なのである。

 

本blogのタイトルが、ここでつながる。

こういった独自性や強みが、見えてこないのだ。

当スクールの生徒募集パンフレットをなんど見ても、読んでも!

 

表現されていないだけなのか?

いや違う。

 

深掘りされていないのだ。

何が?

3C4PのCの1つ、Company(自社の強み・独自性)が。

 

そもそも(制作サイドに)、その視点(3C4P)はあったのか?

あったとしても、はたして出来たのだろうか?

 

「傾聴力」

WHY?を3回繰り返す「ヒアリングスキル」

唯一絶対の強みや差別化ポイントを見抜く「洞察力」

世間一般スタンダードの「相場観」

まだまだ要因はありそうだが、

凡そ課題の本質はこの辺りにありそうだ。

 

魅力を引き出す側(プロデューサーや平たく言えば営業担当者)や、

魅力を表現する側(制作者)に

これらのスキルや経験が乏しいと、こうなってしまうという典型例のような気がする。

 

そう言ってしまうと、キャリアが足りないうちはいつまでたってもベテランに太刀打ちできないではないか?

元も子もない?

 

いえ、必ずしもそうとは限りませんよ。

 

スキルや経験が浅いキャリアしか持ち合わせていない場合は、

それこそ、

…この辺については、また別の機会に話しましょう。

 

あるスタンスさえ持ち合わせていれば、何とかなりますよ。

 

 

それにしても、実にもったいない。

魅力的な実力が、等身大を通り越し過少表現して伝わってしまっているではないか。

 

何とかならないものか…。

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