「二流は過程にこだわる 一流は結果にこだわる」
って本当か!?
ちらほら目にする名言的なやつだが、私は違和感を覚える。
私がキャリアを積んできた前職時代は、「業績達成は当たり前」の風土の中で鍛えられてきた。
つまり、「結果を出すのが当たり前」が、デファクトスタンダードの日常である。
だが確かにだから逆に、
目標達成さえすればいいと(だけ)考えている営業メンバーがいたのも事実だし、
納期納品まずありきと一杯いっぱいになっている制作メンバーもいた。
つまり、結果を出すことがGOALのすべてになってしまっているという事かな。
私から言わせれば、そんなメンバー(仕事の取組み)の方が二流のレベルと感じてしまう。
(それで飯を食っている)プロである以上、結果を出すのは当たり前。
しかしもっと重要なのは、結果を出し続ける事である。
先ほどの、結果がすべてになってしまっているメンバーで言うと、プロセスが疎かもしくは雑になっている者が残念ながら多い。
営業で言えば刹那的な狩猟型スタイルになっていたりするし、
制作で言えば納品物にクォリティが伴っていなかったりする。
なぜか?
(自らにとっての)短期GOALの達成がすべてになってしまっているからである。
(逆説的論理展開になってきているかな?)
ところが結果を出し続けるプロフェッショナルの場合、
営業で言えば取引先である顧客の満足度が満たされ続けていたりするし、
制作で言えば納品物(広告や販促ツールなど)が勝手に新規顧客を引き寄せたり客単価をアップさせたりすることもある。
なぜか?
(相手にとっての)課題解決にゴールが設定されているからである。
え?
そのレベルになると、もはや超一流じゃないですかって?
いやいや、
結果を出すのは当たり前。
プロセス(過程)が伴った結果を出す(出し続ける)レベル。
それがプロフェッショナルとしての仕事の「当たり前品質」だと思う。
このレベルでこそ、まだ一流でしょ。