注目のヒト

INTERVIEW

業界の常識を変える提案型住宅と 建築家としての家づくり
スター・ウェッジ代表横田様

写真

対談者

株式会社スター・ウェッジ
代表取締役

横田 知朗さん

対談者

株式会社スター・ウェッジ
代表取締役

横田 知朗さん

布広

スター・ウェッジさんは2012 年 2 月 22 日に設立されたそうですね。

独立に至った経緯を教えていただければと思います。

 写真

横田さん

~デザイナーだった叔父に憧れ、建築士を目指すように~

僕の父親はサラリーマンでした。どちらかと言うと、お堅いタイプの人間でした。

父は4人兄弟の長男。

その4人兄弟の中の、僕からすると叔父に当たる人のなかに、店舗などの設計を行うデザイナー、建築士がいたのですよね。

 

僕にとって叔父は、父とは正反対の、自由人みたいに見えていたのです。

 

外車に乗っていて、とてもかっこよく見えました。

布広

ご兄弟でもずいぶんタイプが違われたのですね。

 写真

横田さん

子どもは単純ですよね。

クリスマスにラジコンなんか買ってもらっちゃうと、さすが叔父さんすごい!みたいな感じで。

正直、これが大きな動機なんですよね。笑

 

付け加えるとすると、「得意」とかではないんですけど、小さい頃から絵を描くことが好きだったので、それも動機の一つとしてはありましたけどね。

 

 

そのまま大人になって・・家族も応援してくれたのでこちらの道に進むことを決意しました。

もともと子どもの頃から独立願望はあったのですが、まずは勉強、修行が必要だと思い最初はサラリーマンとしてスタートしましたけどね。

 

~まずは大手ゼネコンで修行を積む~

上場会社のサラリーマンになってみると、それはそれで嫌いじゃなかったです。

父の堅実な仕事への姿勢も、自分自身がサラリーマンになってみると、格好良かったなとも思えました。

しかしリーマンショックあたりで会社にちょっと元気がなくなり・・

 

それで一念発起じゃないですけど、もともとやろうとは思っていたのでこれを機会にと、また真剣に独立のことを考えるようになりました。

布広

そのお話がそのまま、2012年のスター・ウェッジ設立につながるのでしょうか?

 写真

横田さん

~ゼネコンを退職後、札幌のビルダーで役員に~

いえ、独立の、もう一つ前の話ですね。

 

そういうタイミングで脱サラをし、叔父のようにデザイン事務所をやろうと思っていたのですが、実はその当時はまだ私の子どもが小さかったのですよ。

自分ひとりが食べていくだけだったら良いのですが、子どももいるので博打みたいな仕事はできないなという考えもあり、さてどうしようかな、と考えていたのです。

それまでの自分の年収くらいならなんとかつくれるだろうとは思っていたのですが、それ以上となると設計だけでは無理ですしね。工事もやらないと・・・。

 

しかし、建設会社は役員経験が5年ないと作れないので、サラリーマンの時に自分の家を建ててくれた会社に下請けで使ってくれないか、という話をしてみたところ、「5年間役員としてうちで一緒に働かないか」と誘われたんですよ。

そういう経緯があり、その時はひとまず、自分の家を建ててくれた札幌で実力ある住宅会社に入社しました。

 

最初の会社では技術職だったので、営業経験がゼロだった私。

その会社を辞める時も「所長(当時の役職)、自分で会社をやるなら営業覚えたほうがいいよ」とヒトからも言われてはいたのですが‥。

 

たまたまありがたいことに、次の会社では役員にしてくれる、さらに営業もやらせてくれるということで、独立の話は一旦ストップ。そこで改めて住宅営業を学ぶことになります。

布広

当初から役員経験をきっちり5年積み、スター・ウェッジさんとして独立をと決めていらっしゃったのですね。

 写真

横田さん

そうです。

ただ、大変お世話になったので恩返しをしっかりしないといけないと考え、5年間働いたところでプラス、独立の準備期間と奉公とで更に2年、合計7年働きました。

 

本当は30代で起業したかったんですけどね~(笑)

結果、40歳になっちゃっていました。惜しかったです(笑)

布広

満を持してスター・ウェッジさんを立ち上げられるわけなのですが、

ビジョンを「新しい価値を創造すること」と掲げていらっしゃいます。

社長はトップ、組織のリーダーとして何か心がけていらっしゃることはございますか?

 

 写真

横田さん

~私達のクリエイティブが、新しい価値になるということ~

僕らは基本的にクリエイターでもあります。

ファクターであり、クリエイターでもある。

 

「クリエイティブである」ということは、僕らが創造し提供するものによって、クライアントの方だとか、エンドユーザーの方の気分やモチベーションがあがったり・・

例えば夫が「自分の城ができたから、今まで以上に頑張って働こう!」とか、妻が「毎日快適に楽しく生活できるようになった!」とか、家を持つ以前にはあまり持つことのなかったような「気」の部分も提供できる・・これが私達の「価値」だと思うのですよね。

 

 

しかし、そういう、モチベーションや、感じ方も時代の変化によって当然変わってきますよね?

昔の人と今の人のモチベーションは、(社会環境も違っているので)全然違うものだと思うのですが、今の時代の人に合ったものにしていくこと、これが「新しい価値を創造する」ということだと思っています。

布広

「新しい時代の価値」をキャッチアップしていくというか、アップデートしていくことは頭の中では「そうだよな、大事だよな」とわかっていても実際に取り入れていくのは、意識と行動をしっかり繋げていかないと疎かになってしまう部分だと思います。

 

そういった所をご継続されていくポイントはどのようなところにあるのでしょうか。

 写真

横田さん

~なんでも知りたい、という気持ちが時代の変化や流れをキャッチできるポイント~

オープンマインドというか、、、

私の感性は多分、中学生くらいなんですよ。

布広

えっ?!中学生、ですか?

 写真

横田さん

そうなんですよ。ほぼ中学生なんですよ・・・(笑)

 

なんでも知りたい!

これはどうなっているんだろう?

覚えていくと楽しい!

 

例えばそういう気持ちでい続けることが、時代の変化や流れを敏感にキャッチできるポイントなのではないでしょうか。

布広

ここ最近で、何か「変化を感じた」エピソードなどはありますか?

 写真

横田さん

最近は会社の研修で、国内や海外、いろいろな場所に行ったりするのですが、行く場所行く場所で様々な街並みを見るじゃないですか?

 

例えば京都に行くと、高校生の時に行って感じたことと、大人になって行って感じることとでは大きく違う。いろいろ変わったなと思うのですよ。街並みも、自分の物の見方もね。

 

昔は芸妓さんや舞妓さんをみかけてもすごいな、きれいだな、こういう仕事もあるんだな、と感じていたことが、(年齢を重ねた)今では、伝統を守るって大変だななどと見方が変わっているんです。

 

 

そういったことを感じること、気づくことが大事だと思っています。

 

それから去年、とあるお客さんとの出会いで地方を盛り上げていこうという、「ひだから」というプロジェクトがあり、そういう新しいことにチャレンジしてみると物の見方が変わったなとまた感じますね。

参加してみると刺激になりますし、損得関係なしに地方を盛り上げようという気持ちになりました。

 

このように常に新しいことを知りたい!と思うのと同時に知るだけではなくそこに飛び込んで、感じて、また考える。これをずっと自然に続けています。

布広

柔軟に、何事もまず、受け入れて飲み込んで行く。

その行動が今の横田社長の感性を創っているのですね。

 写真

横田さん

そういえば最近、ロシア語もはじめましたしね。

去年、一昨年あたりのお客様がロシアの方で、それがきっかけでした。

 

北海道に一番近い国、ロシアなので、知っていても良いのかなと思いました。

そう思えたのもそのお客様と出会えたからこそ。

ロシアの情報って少ないじゃないですか。

だからこそ、自分から学んでいったらおもしろいかなと思ってまだ未だに勉強していますよ。

布広

社長ご自身は機会があればなんでも受け入れていくのですね。

好奇心というスポンジと一緒に吸収していってアップデートして視野を広げていかれていると思うのですが、これを会社として、組織として、維持継続していく仕掛けも必要なのかなと思いました。そういった工夫はどのようにされているのですか?

 

ビジョンに続く言葉としてHPで拝見したのは、

「求められる以上のサプライズを提供」「知恵と技術を持って期待に応える」

というお言葉。

 

ビジョンが行動に繋がっていくようなお言葉ですよね。

 写真

横田さん

~技術者は技術者が積極的に教えていく必要がある~

基本的に従業員には自己啓発してやっていってもらいたいところなのですが、

技術者の場合は経験工学なので、カンファレンスして、事例で教えていってあげるのが大切だと思います。医者と一緒で、症例をあげてそれを教えていく。

 

そうして知識の幅を広げていくのです。

 

例えばゼネコンの監督は朝から晩まで机に張り付いてさらに夜まで、いや、夜中まであぁでもない、こうでもない、とやってるんですよね。しかし住宅の現場監督はそうではない。そこまでやってる監督はなかなかいないんです。

ここで圧倒的に知識の量と経験値の差が出るのですよ。

じゃあ彼らにそのままでいいのか?といったらそんなわけはないので、知らないことをしっかり教えていく必要があります。

 

僕だって、若い時は仕事なんてどうやったら良いか知らなかったですからね。

有名な建築家の先生に仕事をいっぱい教えてもらって、今の僕がある。

 

だから僕は会社がどうだとかじゃなくて、建築技術者は建築技術者が育てていかないと絶対この技術はいつかなくなってしまうと思っています。

布広

なるほど、テレビドラマで見るような、事例や症例に対して「君ならどうする?」と投げかけて答える医療シーンの現場と、建築現場は似ているのかも知れないですね。

 写真

横田さん

それから今の若い子は「シェア」しないと駄目なので、これを私は「共鳴体文化」と呼んでいます。

布広

ということは、「先輩たちから教わる」という実用的な部分もありながら、「シェアする」という彼らの動きに、カンファレンスを通じて合わせているということなのですか?

 写真

横田さん

そうですね。そうしていかないと全く入っていかないんです。

決して一方的になってはいけません。

 

彼らに合わせるとアクティブラーニングみたいに結論を自分たちで導かせることもやらせないとだめだし、昔みたいに講義形式の授業みたいなことは辞めています。

布広

建築技術の差は経験・知識の差がそのまま現れる、という感じなのでしょうか?

 写真

横田さん

もちろん、ヒューマンスキルの部分もありますけどね。

 

最近はヒューマンスキルが大事だということも言っています。

品質管理、工程管理、原価管理、安全管理、この4つが監督の仕事だといわれていたのですが、ここに管理ではないけれど、ヒューマンスキルが必要だと言われるようになりました。

 

実務だけができても駄目。

 

人を使う立場にあるのですから人の感情を汲み取って現場業務が円滑に遂行されるように立ち回る必要があります。

布広

なるほど。

このようにカンファレンスを行い、自己啓発を大事にされているといろいろな気付きがありそうですね。

 写真

横田さん

それが個性になっていくと思います。

 

まず知識がないと、自信を持って話すことができません。

人が減っているということは、教えられる人も減っているということなんですよね。

昔は沢山教えてくれる人がいました。それは反面教師を含めてね(笑)

だからスター・ウェッジでは「積極的に教える」ということを大切にしているんです。

 

 

株式会社は投資と回収だと思っています。

1年で返ってくる人もいれば2年、3年かかる人もいる。

しかし1人1人に良さがあるのでそれを引き出す為にも続けていきたいですね。

布広

スター・ウェッジさんの発展は、そういう物事の連続に支えられてきたのですね。

 

そして2018 年 9 月、FLAPT (フラプト)事業部が創設されます。

ずっと自由設計のみでやってこられた御社が、「提案型住宅」というものを始められた。

「提案型」というスタイルについて、詳しくお聞きしてもよろしいでしょうか?

 写真

横田さん

~提案型住宅「FLAPT(フラプト)」について~

FLAPTは規格住宅ではなく「提案型住宅」と位置づけました。

 

顧客ニーズを汲み取り決定した、ある程度基本となるプランをもとにプランニングを進めていきます。

「基本となるプラン」と言っても、スター・ウェッジのこれまでの経験と技術を隅々まで生かした我々にとって基本であり最良のプランです。

 

▲FLAPT

 

例えば、住宅をつくろうと考えている小学校に上がる前のお子様をお持ちの方は大変忙しい方がほとんど。

合わせてデザインの良い素敵なお家に住みたいと考えている方が多いのですが、実は平均的なサイズ例でいくと33坪で4LDK。そうすると、これで(プランは)大体決まっちゃうんですよね。

 

この中でいかにオリジナルに仕立てていくかというところなのですが、例えば通常の参加型プラン(完全自由設計)ですと少々高くなってしまうところ、このFLAPTですとある程度のことが決まっているので打ち合わせ回数を減らすことができ、結果、建築コストを抑えることができるのです。

 

▲FLAPT

 

ある程度のことが決まっている分、営業都合で、営業主体となった家づくりではなく、最初から職人(の技術)主導で進めることができます。

結果、職人不足による影響も最小限となり、お客様にも価値がはっきり伝わることができると考えています。

布広

生産効率よく建築できることで、買い手となるお客様にコストパフォーマンスよく提供可能となる。

デザインやプランの「標準偏差」みたいなものですね。

 写真

横田さん

労働者が不足し、今度は「家を建てたい」というお客様も減っていく時代が見えている中で、建築会社としても成長を続けないといけない。

 

そこでこのFLAPTが生まれたわけですが、うちに出入りしている協力業者さんも、みんな住みたいなぁと言ってくださるんですよ。

 

最初は、「とは言ってもみんなお世辞なのだろうな」なんて思っていたのですが、よくよく聞いていっても、皆さん本当にFLAPTに住みたいと思ってくださっているようなんですよね。

 

現場の方々から見ても「住みたいと思える家」・・・。

FLAPTのニーズはしっかりあるんだと、改めて自信につながりました。

布広

ゼロからお客様のニーズに合わせて作るとコスト高になってしまうし、コスト効率だけを追求した住宅提供だけを考えるとシンプルになりすぎる・・

 写真

横田さん

スター・ウェッジが培ってきた高度な技術や品質、デザインはそのままにした「提案型住宅FLAPT」が完成したのです。

 

大工や技術者が不足していったとしても、偏りの出ないデザイン。

世の流れを無視せず、流れに沿った考えです。

 

業界的にもブレイクスルーは欲しかったと思います。

 

~建築家としての家づくりを~

ところで現代は、みんなスマホを持っていて様々な情報を自分で調べることができる。

自分なりの答えをもっていたりもする。そういう状況に恐怖を感じていたりもするのです。

 

みんな趣味・嗜好が一緒だったりね。

 

けれど、その状況を打ち壊すというか、ポストモダン建築といいますか、合理的で同じような家ではなく、スター・ウェッジは建築家としての家づくりを改めて提案していきたいと思っています。

 

 

今、水面上にいる建築家がどこに先導していくか、海外を含め人の先を行くリーダーの存在、そう、オピニオンリーダーが必要になってきますね。

 

スター・ウェッジはそういった存在でありたいと思っています。

 

▲スター・ウェッジ施工「SEI-HITSU」

布広

だから日常業務としてカンファレンスの時間を惜しみなく設ける!

調べればわかるだけじゃない・・知識も大事ですが知恵を育むような・・

 写真

横田さん

AIにしてしまえば合理的・効率的に仕事ができるのかもしれません。

しかし仕事、趣味、遊び、の「人間っぽさ」が失われてしまいます。

 

先程お話した私の感性の話ではないですが、人間だからこそ、色々な人との出会いで感覚も変わっていきます。

これこそヒューマンスキルにつながることであり、AIにはできないことだと思うのです。

布広

やはり新しく「クリエイト」するのは人間じゃないとできないこと、ですよね。

 写真

横田さん

そうですよ。

 

布広さんも、こんなお堅いお仕事されていながらソフトクリームも売っているように(笑)、人にパワーを与え、自分がパワーを発揮する為には、いろいろな要素が必要になってくると思います。

布広

そう言えば、スター・ウェッジさんは働き方改革と言いますか、女性が働きやすい職場環境を整えていらっしゃるとお聞きしました。

 

「シェアする社食」、社員におかずを提供されていらっしゃると・・・?

 写真

横田さん

~社員に心も身体も健康でいてもらうために~

そうなんです。社員に元気に働いてもらうためにはまず「栄養」が大事だと思いまして。

子どもの頃は偏りのない食事をと親を始め大人たちが管理していてくれても、大人になるとどうしても偏食になってしまいがちな方がほとんどなのではないでしょうか?

 

 

そこで考えたのが「学校給食に戻す」ということ。

 

専門の方をお呼びして1回で3食分の食事を社員の為に作ってもらっています。

 

もちろん社員の健康を考えての取り組みなのですがもうひとつ。

 

働く女性は、働きながらもどうしても夜の献立が気になってしまいがち。

専門家に作ってもらった食事を持ち帰って夕飯のおかずとして出すことができれば仕事により集中できるようになるだろう、といった想いもありました(笑)

布広

社員さんは栄養もとれ献立を考えたり家事をする負担を減らすことができる。

さらに会社にとっても業務に集中して働いてもらえるようになる・・・

いい事だらけですね。

 写真

横田さん

共働き夫婦、働く女性を応援するなら、その大変な部分を企業側が埋めてあげないといけません。

女性が元気じゃなくなると、男性も元気じゃなくなりますからね・・(笑)

布広

ファミリー相手のお仕事だからこそ、大切にしなければならない「気づき」だったんですね。

 写真

横田さん

そうですね。常々思いますよ。お母さんは本当に大変だなって。

 

~お客様とのつながりを大切にする取り組みとして~

それからスター・ウェッジは2017年からチャリティープロジェクトを開始しました。

2017年、2018年と開催したチャリティーコンサートでは、200人程度入れる会場でお子さまから大人まで楽しめるようなファミリーコンサートを実施しました。

2019年は300人~400人を予定しています。

 

私が生まれ育った札幌に居続けるのは、子供のころ大人たちに、楽しいお祭りやイベントなどで素敵な思い出を沢山もらったことを覚えているから。感謝しているから。

当時子どもだった私が今大人になり、今度は私が子どもたちにそういった楽しい思い出が残るイベントを提供していかなければならないと、使命を感じているからなんです。

 

今の自分に「出来ること」だからこそ、全力でやりたい。

 

 

私は、人は最終的にはお金ではなく、思い出しか残らないと思っています。

だからこそ、子どもたちにたくさんの思い出を残してあげたいんですよね。

夢、希望、そして思い出を。

布広

確かに生きていくにはお金だったり保証だったりが必要だと思うのですが、ある程度歳をとるとお金ではなく思い出のほうが重要になってくるような気がします。

 写真

横田さん

実際、日本はとても社会保障がしっかりしている国じゃないですか。

だからこそなんですよね。

 

また、建てた後もお客様とずっと繋がっていたい、ずっと感謝の気持ちをお届けしたいとの想いがあって、毎年夏祭りを開催しているのですが、お客様の方も、建てて終わりではなく、いつでも気軽に戻ってこられると大変好評を頂いております。

 

~デザインの知識を地方にも~

それから、昔は断ってきたのですが、今は地方にも仕事で行くようにしています。

もちろんアフターフォローにすぐに駆けつけることができないので工事はやりませんが、デザインや設計などソフト部分でいろいろとお力になれることがあればと思っています。

 

わかりやすい例をお話ししますと、同じ病院でも、デザインが最先端でキレイな病院だと、「なんだか治りそう!」「最新の技術で治療してもらえそう!」と言ったイメージを勝手に持ってしまうような気がしませんか?

 

▲スター・ウェッジモデルハウス

布広

確かに!そうですね!

 写真

横田さん

それが「家」だった場合、尚更素敵な毎日を過ごせそうな気がしませんか?

 

北海道ですとやはり札幌に人口が集中してしまっていて、地方にはなかなかその道の人がいないのが現実。

地方に足りていない「デザイン」の知識を提供しに行くようにしています。

 

~今後のスター・ウェッジ~

スター・ウェッジとしては、ある程度の成功を収めることが出来たと感じています。

今後はこのFLAPTも、1つの新しいビジネスモデルとして確立していくところです。

営業主導で住宅売っていく従来のスタイルではなく、現場主体で営業をしていく新しいスタイルの家づくり。

これが新しい家づくりのプラットフォームになることを願っています。

 

とはいえ、いつかはこのスタイル(FLAPT)も問題にぶち当たることでしょう。

職人の人数はどうしても減少傾向にありますからね。

 

この災害の多い日本で、大工がいなくなったら、ダンプに乗れる人がいなくなったら・・・と、非常に心配しています。

国民が職人をもっと大切にし、その仕事を理解しないといつか本当に困ったことになるでしょう。

 

技術を持った労働者に敬意を払い、技術者のステータスがあがるようにしたいと思っています。元号も変わりますし、2020年にはオリンピックもある。新しい時代に突入する今、まさに変化のタイミングではないでしょうか。

布広

横田社長は業界の先駆けとも言える家づくりをされており、先見の明をお持ちでおられる・・・今後もいろいろと是非、お手伝いさせてください。

 写真

横田さん

よろしくお願いいたします。

対談後記

「子供のようなあくなき好奇心と初々しい感性を失ってはいけない」

かつてノーベル物理学賞を受賞した江崎玲於奈氏の言葉である。

自社を含めた社会全体の趨勢を常に俯瞰した目線から見定め、「提案型住宅」としてのFLAPT新ブランドプロデュースや、「シェアする社食」導入で女性従業員の就業環境改善に取り組むなど、具体的かつ鋭い施策の連発で事業と会社を磨き続けるスター・ウェッジの横田社長。

その発想力や視点がどこから生じるのかを問うてみると、「中学生レベルの好奇心なのさ」と陽気に屈託ない笑顔で返答され、ある意味で意表を突かれる(苦笑)。

「デザインは人の『気』を変えモチベーションを高める」との崇高な理念に基づく行動力と、好奇心をベースとした発想力。

この両方を持ち合わせた横田社長が率いるスター・ウェッジからは、今後ますます目が離せない。

インタビュアー
布広