【家づくりノウハウ】外壁材サイディングの種類
国内の新築戸建てで多く使われている外壁材『サイディング』の種類についてご案内させていただきます。
サイディングとは…
建物の外壁に用いられるパネル状の仕上げ材のことをいいます。以前はモルタルが主流でしたが、現在は工期も短くて初期費用も少なく済むサイディングが使用されることが多くなっています。サイディングは大きく分けて主に4種類あります。
●窯業系サイディング(ようぎょうけい)
セメントに繊維質を混ぜ、板条に形成した外壁材です。比較的安値でデザイン性も優れているので最も多く使用されております。
【メリット】 【デメリット】
①デザインの種類が豊富 ①メンテナンスの頻度が多め
②初期費用が抑えられる ②熱が蓄熱しやすい
③施工期間が短い ③素材に防水機能がない
④耐火性に優れている
※不熱材料や純不熱材料として国からも認められています。
●金属系サイディング
ガルバリウム鋼板やアルミニウム等の金属板を加工した外壁材です。
断熱性や耐震性・耐用年数は金属系サイディングが優れています。注文住宅では多くシェアされています。
【メリット】 【デメリット】
①断熱性が高い ①錆が発生しやすい
②軽量で費用対効果が高い ②傷がつきやすい
③防音性・防水性・耐震性が高い ③デザインの自由度が低い
④凍害に強い
●樹脂サイディング
プラスチックの一種である「塩化ビニル樹脂」を使用した、薄い板状の外壁素材です。北米では人気素材ですが、日本では施工可能な会社がかなり少ないのでシェア率が低いです。
【メリット】 【デメリット】
①メンテナンスの手間が少ない ①工事可能な業者が少ない
②つなぎ部分のくぼみに補修材が必要ない ②費用が高額になりやすい
③凍害や塩害に強い ③デザイン性が低い
④素材が軽くて耐震性が高い
●木質系サイディング
天然木や合板に表面処理を施した外壁材です。
【メリット】 【デメリット】
①木の見た目が魅力的 ①費用が高額になりやすい
②断熱性が高く環境にも優しい ②他サイディング材と比べ防火性能が低い
③色の濃淡を選択できる ③腐食に弱く数年ごとに再塗装が必要になる
④重圧感や高級感が演出できる ④施工可能な業者が少ない
このように外壁材一つとっても様々な種類があります。
お家づくりのイメージづくりにお役立ていただけますと幸いです♪
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