「奥様によろしくお伝えください」
タイトルは、お取引先の管理職様からかけられた、何気ない一言です。
さる日曜日のお昼過ぎ、そのお取引先は某ショッピングモールにイベント出展されていたので、激励に顔を出してみました。
出展ブースで仕掛けた企画も好評で、上々の集客でした。
しばらく会話も弾み、
「そういえば、お店の方はどうされているのですか?」
私がcafe併設のオフィスを土日運営していることを思い出され、気にかけて下さったのです。
少しの間だけ妻1人に店を預けて駆けつけたわけですが、週末のcafeはおかげ様でそれなりにご来店いただいています。
特に午後になると、店の看板メニューになりつつある特製パフェを召し上がりにいらっしゃる方も多数。
「ボチボチ失礼し、お店に戻りますね」
そういってその場を去りかけた際、先方様に仰って頂いたのがタイトルの言葉。
何気ない一言です。
社交辞令かも知れません。
いや、きっとそうなのでしょう。
けどしかし社交辞令であれ何であれ、その場にいない人のことをさらりと気遣う言葉が口をついて出てくるこのスタンス。
そしてこの方自身、あまり慣れないイベントに立ちっぱなしで二日目を迎え、
「足がもう疲れちゃって…(苦笑)」
と、最初の会話では本音を漏らしていた状況でした。
実は少々、感激しました。
と同時に、
「あぁ、だからか」
とも思いました。
この方は、30台半ばの若さで事業部長に抜擢された方なのです。
しかもこの会社で最も売り上げの大きい事業部の。
常に他者を気遣い、言葉で伝えられる行動力。
こういった部分にも、「できる」人材の要素を垣間見た瞬間でした。
本日の札幌は久々の快晴に恵まれています。
こんなエピソードを思い出したこともあり、
実に「清々(きよきよ)しい」気持ちの午後を迎えています(笑)。