スキルよりスタンス
先日、ちょいとばかり稀有な体験を。
会社のinfoアドレスに金沢大学の学生さんから問合せメールが入り、インタビューを受けることに。
なんでも、地域密着企業の研究を卒論のテーマにしているのだとか。
創業の背景、(サービスイン時)新規顧客獲得の工夫、マネタイズの仕組み
などが複数社にヒアリングしているアジェンダのようで、私も漏れなく回答したわけですね。
一通りのインタビューを通しながら会話が拡がって行ってしまうのは、ほら、
いつもの良いような悪いような癖でしてね。
企業としての成長戦略に話が及び、人材戦略やブランディングなどについて話題が拡大すると、いつのまにやら「インタビュー」が「コーチング」に変化…。
「30分程度のインタビュー」の予定が、あっという間に1時間オーバーさ。
けどでも、あれですね。
こういった時間は本当に有意義ですよ。
これからの日本を支えてくれる可能性を秘めた若者との会話ですもの。
人材戦略については「スキルよりスタンス」、
ブランディングについては「理念やビジョンの共有浸透方法」、
などなどを解説。
「CIは知っているかい?」
「はい」
「VI、BIは?」
「…なんでしょうか?」
特にBI、ビヘイビア・アイデンティティーが初耳だったようですね。
人材についても、「スタンス」についてが馴染みが薄かったようで。
「本日はお忙しい中、ありがとうございました」
に始まるお礼メールも頂戴したけど、
むしろこちらの方がありがたい機会を頂いたと思っていますよ。
社会に出る前にスタンスの大切さを認識し、
普段の不断の振る舞いや言動を丁寧に行うことの重要さに気付いてもらえたなら、
ね。